イメージの博物誌7 螺旋の神秘 人類の夢と怖れ
イメージの博物誌7 螺旋の神秘 人類の夢と怖れ
(BK1453)
ジル・パース。高橋巌訳。平凡社。1978。初版。
螺旋は無限の象徴である。螺旋上の一回転は一つの完結であり、同時にまた新しい局面への出発点である。一つの死であるとともにまた再生でもある。人はこの永遠の中で、何度生き、何度死ぬのだろうか。
あらゆる宗教、神話、伝説が螺旋を物語る。
この螺旋の旅の途上にあるわれわれは、常に根源と目標という両極の間に位置し、そして常にこの両方向に引かれている。
なぜなら、心理学者が述べているように、子宮回帰の願望は「神との合一」への願望と双子の兄弟ださらである。