バイオパンク DIY科学者たちのDNAハック! / マーカス・ウォールセン
バイオパンク DIY科学者たちのDNAハック!
(BK1871)
マーカス・ウォールセン。矢野真千子訳。NHK出版。2012初版。ソフトカバー。
ガレージから次のイノベーションが生まれる
コンピュータハッカーの第一世代が自宅のガレージで革新的な技術やソフトウェアを生み出したように、21世紀のバイオハッカーたちも自宅のガレージやキッチンで、オープンソースのDNAデータを使って生命言語の操作に乗り出している。MITを卒業後、遺伝疾患の原因遺伝子の有無を調べる検査法を自宅のクローゼットで開発した才媛。会社勤めの傍らオープンソースのサーマルサイクラーを製作する青年たち。独学で身につけた遺伝子組み換え技術で、粉ミルクに混入した有毒物質を検出できる乳酸菌を開発した女性。シリコンバレーの住宅街のキッチンで、癌治療薬の研究に乗り出した二人組―。本書は、大学や企業といった組織に属さないアウトサイダー科学者たちがくり広げる、生命科学の最前線レポートである。
- 著者: マーカス・ウォールセン
- 出版社: NHK出版
- カテゴリ: BOOK, 一般書籍,
- タグ: 科学